沖縄旅行で「どこに行こう?」と悩むご家族におすすめしたいのが、南城市にあるおきなわワールド。ここでは琉球王国の文化や自然、伝統工芸など、沖縄ならではの魅力を一度に体験できます。お子様も楽しめるスポットが豊富で、親子で学びながら遊べるのも大きな魅力。今回は、そんなおきなわワールドの見どころを、わかりやすく紹介していきます。
おきなわワールドの魅力と基本情報
沖縄本島南部に位置するおきなわワールドは、琉球王国時代の文化や自然、伝統芸能などを体感できるテーマパークです。南城市玉城にあり、那覇空港から車で約30分とアクセスも良好です。
園内は主に3つのエリアに分かれており、玉泉洞(ぎょくせんどう)・王国村・ハブ博物公園など、見どころ満載の施設が集まっています。いずれも家族で楽しめる工夫が随所に凝らされています。
中でも、30万年の歳月をかけて作られた鍾乳洞・玉泉洞は圧巻の美しさ。全長5,000メートルにも及ぶ大規模な洞窟で、その一部が一般公開されており、幻想的な世界を楽しめます。
また、琉球王国の街並みを再現した王国村では、伝統衣装を着て写真を撮ったり、紅型やシーサーの絵付けなどの体験が可能。子どもから大人まで幅広い年代に人気のエリアです。
ハブ博物公園では、ハブとマングースのショーや、爬虫類の展示などもあり、ちょっとしたスリルを楽しめます。学びと驚きが詰まった空間です。
おきなわワールドは、単なる観光地ではなく、沖縄の文化を五感で体験できる貴重なスポットです。訪れるたびに新たな発見があり、家族の思い出作りにも最適です。
神秘の玉泉洞を探検しよう
おきなわワールドの目玉の一つが、全長約5,000メートルにも及ぶ巨大鍾乳洞玉泉洞(ぎょくせんどう)です。そのうち約890メートルが一般公開されており、歩きながら幻想的な景色を楽しめます。
玉泉洞は、30万年という長い年月をかけて自然が作り出した地下の芸術作品です。洞内には鍾乳石や石筍が無数に連なり、まるで別世界に迷い込んだかのような気分になります。
見どころは青の泉や黄金の盃といった名前のついた美しいスポット。ライトアップにより水や岩が神秘的に輝き、写真映えする風景が次々と現れます。
足元は整備されており歩きやすく、小さなお子様連れでも安心して進むことができます。ただし足元はやや滑りやすいため、歩きやすい靴を選ぶのがおすすめです。
年間を通して洞内の気温は約21度と涼しく、暑い沖縄の気候の中でも快適に過ごせます。夏の避暑スポットとしても人気があり、天候に左右されず楽しめるのも魅力です。
神秘と自然の迫力を肌で感じられる玉泉洞は、おきなわワールドを訪れるなら外せないスポットです。家族みんなで感動を共有できる、思い出深い体験が待っています。
伝統が息づく王国村の楽しみ方
おきなわワールドの王国村は、昔ながらの琉球家屋を再現したエリアで、沖縄の伝統文化を実際に体験しながら学べる空間です。家族連れにも大変人気があります。
赤瓦屋根の古民家が立ち並び、まるで時代をさかのぼったかのような雰囲気。建物の中には職人の工房があり、実際の作業風景を見学することができます。
紅型染め、琉球ガラス作り、三線体験など、伝統文化に触れるワークショップも充実しています。事前予約なしで参加できる体験もあり、気軽に楽しめます。
小さなお子様には、シーサーの絵付け体験が特に人気。色とりどりに塗られたシーサーはお土産にもぴったりで、旅の思い出として持ち帰ることができます。
衣装体験では、琉球王朝時代の華やかな衣装を身にまとい、村内で記念撮影も可能です。家族全員での撮影は、笑顔あふれる思い出になるでしょう。
また、三線の音色が響くステージや、エイサーの実演なども開催されており、沖縄の文化を目と耳で味わえます。静かに歩くだけでも、文化の深みを感じられる場所です。
迫力満点!ハブ博物公園を体験
おきなわワールドにあるハブ博物公園は、沖縄に生息するハブを中心に、爬虫類や両生類などの展示が行われている学びのスポットです。子どもたちにとっては、ちょっとした冒険気分を味わえる場所です。
園内では、本物のハブを間近で観察できるほか、生態や毒の仕組みなどがわかりやすく解説されています。展示にはガラス越しの安全な環境が整えられており、小さなお子様でも安心して楽しめます。
かつて人気だったハブ対マングースのショーは現在では動物福祉の観点から行えなくなり、代わりにハブの生態や特徴を紹介する教育的なステージが行われています。
また、ハブの標本や脱皮した皮、骨格標本などの展示もあり、理科好きのお子さんにはたまらない学びの宝庫となっています。スタッフによる解説も丁寧で、質問にも親切に答えてくれます。
敷地内にはハブに関するグッズや資料がそろったミュージアムショップもあり、お土産選びも楽しめます。ハブ酒の展示や、昔の捕獲道具なども興味を引くポイントです。
普段なかなか見ることのできない生き物に出会えるハブ博物公園は、ただの動物園ではなく、沖縄の自然と文化の一端を体感できる場所です。家族での会話も弾む時間が過ごせるでしょう。
南国ムード満点の園内グルメと買い物
おきなわワールドでは観光だけでなく、グルメやショッピングも充実しています。園内には沖縄料理を味わえる食事処や、特産品が並ぶショップが揃い、食べて、買って楽しめるのも魅力です。
沖縄そば自慢 なんと屋では、小麦粉100%で作られた特製の麺に、鰹ダシの効いたスープを合わせた沖縄そばが楽しめます。
トッピングには三枚肉(豚ばら肉)、かまぼこ、ネギがのっており、旨みたっぷりの一杯です。ランチタイムはもちろん、小腹が空いたときにもぴったりの一品です。
健食バイキングちゅら島では、新鮮な島野菜やハーブ、海産物など、沖縄食材にこだわったバイキングが味わえます。小さなお子様でも安心して食べられる優しい味つけで、家族みんなで楽しめるメニューがそろっています。
ショッピングエリアでは、お土産定番のお菓子や地元のお酒、琉球ガラス、シーサーグッズなど、沖縄らしいお土産が豊富。工房直売の商品も多く、旅の記念にぴったりな一品をきっと見つけられるでしょう。
熱帯フルーツ園で味わう沖縄の自然
亜熱帯に位置する沖縄では、他県では目にしない珍しいフルーツが数多く栽培されています。熱帯フルーツ園では、そんなユニークな果実を間近で観察できます。
木の幹に直接花が咲き、太い幹に果実が実るなど、日本人のイメージを覆す独特な姿に驚かされます。果実の形や香りも個性的で、観るだけでも楽しめます。
園内では、パイナップルやマンゴー、パパイヤ、パッションフルーツといった有名どころから、ドラゴンフルーツやスターフルーツ、ライチ、ジャボチカバなど約50種類、450本もの果樹が育てられています。
季節によって見られる花や果実が変わるため、訪れる時期によって異なる魅力を体験できます。甘い香りに包まれながら、南国の自然の豊かさを肌で感じてみてください。
まとめ
おきなわワールドは、沖縄の文化、自然、歴史を一度に体験できる貴重な観光施設です。玉泉洞の神秘的な景色や、王国村での文化体験、ハブ博物公園の学びに満ちた展示など、大人も子どもも楽しめる魅力が詰まっています。
施設内にはグルメやお土産スポットも充実しており、1日中滞在しても飽きることがありません。雨の日でも楽しめる屋内施設が多いのも、家族旅行にはうれしいポイントです。
あとがき
実は、私もおきなわワールドに何度か足を運んでいます。訪れるたびに、その魅力に引き込まれるんですよね。特に印象深いのは、やはり国内最大級の玉泉洞です。
鍾乳洞に入る前に、必ずと言っていいほど記念写真を撮るのがお決まりになっています。洞窟の中はまさに幻想的で、自然が作り出す造形美にはいつも感動させられます。お土産ショップに行くと旅行気分になって楽しく感じます。
そして、ハブ博物公園も私の好きな場所の一つです。たくさんのハブがいて、その生態を見ているとすごく興味をそそられます。正直、最初は少し怖いなと思うのですが、普段なかなか見られない生き物なので、ついじっくり観察してしまいますね。
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