沖縄の美しい自然の中でキャンプをするなら、食事も沖縄らしさを満喫したいもの。でも、キャンプ場で本格的な沖縄料理を作るのは大変そう…と感じる方もいるかもしれません。実は、身近な食材と簡単な調理法で、誰でも手軽に作れる沖縄料理のキャンプ飯がたくさんあるのです。本記事では、沖縄の食材を使って、キャンプでも簡単に作れる絶品レシピを8つ厳選してご紹介します。
沖縄キャンプ飯の魅力と準備のポイント
沖縄キャンプの大きな魅力の一つは、地元の新鮮な食材をキャンプ飯に取り入れられることです。スーパーや道の駅に立ち寄ると、ゴーヤーや島豆腐、ポークランチョンミート、沖縄そばの麺など、沖縄ならではの食材が手に入ります。
これらの食材を使うことで、いつものキャンプ飯が、より沖縄の旅の思い出に残る特別な一品になるかもしれません。沖縄の青い空と海を眺めながら、自分たちで作った沖縄料理を味わう時間は、きっと忘れられない体験になるでしょう。
沖縄でキャンプ飯を楽しむための準備には、いくつかのポイントがあります。
- まずは、キャンプ場近くのスーパーや市場を調べて、現地で食材を調達できるように計画してみましょう。特に、地元の人しか知らないような市場を見つけると、思わぬ珍しい食材に出会えるかもしれません。
- 持っていく調理器具は、できるだけシンプルなものにすると、荷物が少なくて済みます。フライパンや飯ごう、メスティンなど、多用途に使えるものがおすすめです。
- 調理の時間を短くしたい場合は、事前に食材の下ごしらえを済ませておくと便利です。野菜を切ったり、お肉に下味をつけたりしておくだけで、キャンプ場での調理がぐっと楽になるでしょう。
今回は、キャンプ場でも手軽に作れるように、手間を省いたレシピをご紹介します。
【レシピ1】定番!ゴーヤーチャンプルー
沖縄料理の定番といえば、ゴーヤーチャンプルーを思い浮かべる人も多いでしょう。キャンプでも、フライパンひとつで簡単に作ることができます。
材料(2人分)
- ゴーヤー:1本
- 豚バラ肉(またはポークランチョンミート):100g
- 木綿豆腐:1/2丁
- 卵:2個
- しょうゆ:大さじ1
- サラダ油:適量
作り方
- ゴーヤーは縦半分に切り、スプーンで種とワタを取り除き、薄切りにします。苦味を和らげたい場合は、塩もみをして5分ほどおき、水気を絞ると良いでしょう。
- 豚バラ肉は食べやすい大きさに切ります。ポークランチョンミートを使う場合は、薄切りにします。
- フライパンに油をひき、豚バラ肉またはポークを炒めます。
- 豚肉に火が通ったら、ゴーヤーを加えてさらに炒めます。
- ゴーヤーが少ししんなりしたら、手で崩した豆腐を加えて炒め合わせます。
- 溶き卵を回し入れ、全体に火が通ったらしょうゆを回しかけて完成です。
ゴーヤーの苦味が苦手な場合は、ゴーヤーを薄く切ることで食べやすくなるでしょう。
【レシピ2】手軽に作れるタコライス
タコライスは、メキシコ料理のタコスの具材をご飯の上にのせた、沖縄生まれのメニューです。調理が簡単で、誰でも手軽に作れるため、キャンプ飯にぴったりかもしれません。
材料(2人分)
- 合いびき肉:200g
- ご飯:適量
- レタス:適量
- トマト:1/2個
- とろけるチーズ:適量
- タコスの素(またはケチャップ、ウスターソース、カレー粉、チリパウダーなど)
作り方
- フライパンで合いびき肉を炒めます。
- 肉の色が変わったら、タコスの素を加えて混ぜ、汁気がなくなるまで炒めます。タコスの素がない場合は、ケチャップ、ウスターソース、カレー粉、チリパウダーなどを混ぜたもので代用できるかもしれません。
- ご飯の上に、細かく切ったレタス、トマトをのせます。
- その上から、炒めたタコスミートとチーズをのせて完成です。
お好みでサルサソースやアボカドを添えると、より本格的な味を楽しめるかもしれません。
【レシピ3】キャンプの朝食に!ポーク玉子おにぎり
ポーク玉子おにぎりは、沖縄ではお弁当や軽食として親しまれています。キャンプの朝食や、ちょっとした行動食としてもおすすめです。
材料(2個分)
- ご飯:適量
- ポークランチョンミート:1/3缶
- 卵:2個
- 塩コショウ:少々
- サラダ油:適量
作り方
- ポークランチョンミートを厚さ1cm程度にスライスします。
- フライパンに油をひき、ポークランチョンミートを両面焼き色がつくまで焼きます。
- 溶き卵に塩コショウを混ぜ、同じフライパンで玉子焼きを作ります。
- 温かいご飯をラップで四角いおにぎりの形に整えます。
- ご飯の上に焼いたポークと玉子をのせて、ラップでしっかりと握って完成です。
おにぎりにすることで持ち運びが簡単になり、好きな場所で気軽に沖縄の味を楽しめるでしょう。
【レシピ4】沖縄風炊き込みご飯(ジューシー)
ジューシーは、沖縄の家庭でよく作られる炊き込みご飯です。キャンプでも、飯ごうやメスティンを使えば、手軽に本格的な味を楽しむことができるでしょう。
材料(2人分)
- 米:1合
- 豚バラ肉:50g
- にんじん:1/4本
- 干ししいたけ:2枚
- こんぶ:5cm角1枚
- だし汁:180ml
- しょうゆ:大さじ1/2
作り方
- 米は洗って30分ほど水に浸します。
- 干ししいたけは水で戻し、にんじんと豚バラ肉は細かく切ります。
- 飯ごうやメスティンに米、だし汁、しょうゆ、すべての具材を入れます。
- ふたをして火にかけ、沸騰したら弱火にして15分ほど炊きます。
- 火からおろし、10分ほど蒸らしたら完成です。
事前に下ごしらえを済ませておけば、キャンプ場では炊飯するだけで簡単に作ることができるでしょう。
【レシピ5】沖縄そばの麺でアレンジ!焼きそば
沖縄そばの麺を炒めて焼きそばにしても美味しくいただけます。キャンプで気軽に沖縄そばの麵を楽しむのに最適なアレンジレシピです。
材料(2人分)
- 沖縄そばの麺:2玉
- 豚バラ肉:100g
- キャベツ:1/4玉
- にんじん:1/4本
- 沖縄そばのつゆ(またはめんつゆ):適量
作り方
- キャベツ、にんじん、豚バラ肉を食べやすい大きさに切ります。
- フライパンに油をひき、豚バラ肉を炒めます。
- 豚肉に火が通ったら、キャベツ、にんじんを加えて炒めます。
- 野菜がしんなりしたら、沖縄そばの麺を加えて炒めます。
- 沖縄そばのつゆを回しかけ、全体になじませて完成です。
豚肉の代わりにポークランチョンミートを使ったり、具材にゴーヤーを加えたりするのもおすすめです。
【レシピ6】ソーキ汁風スープレシピ
ソーキ汁は、豚のスペアリブをじっくり煮込んだ沖縄の伝統的なスープです。キャンプでは、手軽に作れるように豚バラブロック肉を使ってアレンジしてみましょう。
材料(2人分)
- 豚バラブロック肉:200g
- 大根:1/4本
- こんぶ:5cm角1枚
- 水:500ml
- しょうゆ:小さじ1
- みりん:小さじ1
作り方
- 豚バラブロック肉は一口大に切ります。大根は厚めのいちょう切りにします。
- 鍋に水とこんぶを入れ、火にかけて沸騰直前にこんぶを取り出します。
- 豚バラ肉と大根を鍋に入れ、アクを取りながら煮込みます。
- 肉がやわらかくなったら、しょうゆとみりんを加えて味を調えて完成です。
豚肉をあらかじめ下茹でしておくと、よりヘルシーに、かつ臭みが気にならなくなるかもしれません。
【レシピ7】ひらやーちー(沖縄風お好み焼き)
ひらやーちーは、小麦粉を水で溶いてネギなどの具材を混ぜて焼いた、沖縄の家庭的なおやつや軽食です。クレープのように薄く焼くのが特徴です。
材料(2人分)
- 小麦粉:100g
- 水:150ml
- 卵:1個
- ニラまたは万能ねぎ:適量
- ツナ缶:1/2缶
- 塩:少々
- ごま油:適量
作り方
- ボウルに小麦粉、水、卵、塩を入れてよく混ぜ合わせます。
- ニラまたは万能ねぎを細かく刻み、ツナ缶とともにボウルに加えます。
- フライパンにごま油をひき、生地を薄く広げて焼きます。
- 両面に焼き色がつくまで焼いたら完成です。
ポン酢しょうゆやソースをかけても美味しいですし、何もつけずにそのままシンプルに味わうのもおすすめです。
【レシピ8】もずく天ぷら
沖縄の海でとれるもずくは、天ぷらにすると独特の食感が楽しめます。市販のもずくを使えば、キャンプでも手軽に作ることができます。
材料(2人分)
- 生もずく:100g
- 天ぷら粉:100g
- 水:適量
- 揚げ油:適量
作り方
- ボウルに天ぷら粉と水を入れ、混ぜ合わせます。
- もずくを加えて、軽く混ぜ合わせます。
- フライパンに多めの油をひき、生地をスプーンなどで落とし入れます。
- 両面にきれいな焼き色がつくまで揚げ焼きにして完成です。
もずくの他に、小さく切った玉ねぎやにんじんを加えても美味しいかもしれません。揚げたてを塩でシンプルに味わうのがおすすめです。
まとめ
沖縄でのキャンプは、美しい景色だけでなく、地元の食材を使ったキャンプ飯も大きな楽しみの一つです。今回ご紹介したレシピは、ゴーヤーチャンプルーやタコライスなど、沖縄ならではのメニューをキャンプでも手軽に楽しめるように工夫されています。
沖縄の自然の中で、自分だけの特別なキャンプ飯を作ってみてはいかがでしょうか。
あとがき
私もキャンパーの一人ですが、いつもは手軽に作れるキャンプ飯を選ぶことが多いです。今回のレシピは、沖縄の食材を使いつつも、キャンプ場でも簡単に挑戦できるようなレシピばかりです。
ちなみに、焼きそばやゴーヤーチャンプルーを作る際には、1台で何役もこなしてくれるマルチグリドルがとても便利ですよ。ぜひ、この記事を参考に、沖縄でのキャンプ飯を楽しんでいただけると嬉しいです。
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