沖縄の幻パイン!ホワイトココの味・価格や旬の時期・食べ方解説

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南国の豊かな自然が育んだフルーティーな甘みと華やかな香りは、日々の食卓に贅沢なひとときをもたらしてくれます。沖縄県で開発された新しいパイナップル品種は、これまでの果実のイメージを大きく覆す魅力で注目を集めています。本記事では沖縄パインの新品種ホワイトココとその味わい、収穫時期を紹介します。

ホワイトココとは

ホワイトココとは、沖縄県が長年の歳月をかけて開発した生食用の新しいパイナップル品種です。「ゆがふ」と「ソフトタッチ」を掛け合わせて誕生したこの果実は、系統名を「沖農P19」と呼び、農林水産省に品種登録されています。大きな特徴として、成熟しても果肉が白いことやココナッツのような芳醇な甘い香りを放つ点が挙げられます。

主な生産地は沖縄本島北部のやんばる地域と八重山地域です。ホワイトココは果肉の柔らかさと高糖度で圧倒的な存在感を示しています。酸味が控えめで糖度は16度以上です。その甘さをココナッツのようなクリーミーな甘味と感じる方もいるようです。その味わいから、一般的なパイナップルとは甘さの質が異なって感じる可能性があります。

項目 一般的なパイナップル ホワイトココ
果肉の色 黄色
香りの特徴 甘酸っぱく爽やかな香り ココナッツのような甘い芳香
硬いものが多い 柔らかく食べられる

ホワイトココの価格帯

ホワイトココは生産量や流通量が少なく、「幻のパイン」ともいえるプレミアムな存在です。一般的なパイナップルより高価な価格帯で取引されています。ショップによって販売価格は異なりますが、1玉あたり約3,500円~5,000円で取引される場合が多く見られます。

ネット通販では、3kg(2~4個)で8,500円程度から販売されていることがあります。なお、現地にある道の駅では数量限定で800~千円程度で販売していたこともあったようです。高額ではありますが、フルーティーな甘みと珍しい白い果肉、独特のココナッツの香りを体験できることから、満足度は非常に高く感じられるでしょう。

記念日の贈り物やギフトシーンにおいて、特別な驚きと喜びを届ける一品として選ぶことができます。

ホワイトココのおすすめの食べ方

ホワイトココは比較的柔らかい南国フルーツです。そのため、そのまま食べるのがおすすめです。パイナップルは常温でも冷やしても甘さが大きく変わりませんが、しっかり冷やすことでシャキシャキした食感が際立ちます。そのため、ひんやりした味わいを楽しめる「冷やしパイン」もおすすめの食べ方の一つです。

パイナップルをカットするとき芯を捨てている方もいますが、パイナップルの芯は食べられます。特にホワイトココは果肉だけでなく芯まで柔らかいため、比較的芯を食べやすいです。芯は薄くスライスして食べられるほか、電子レンジでドライフルーツのように加工しても楽しめます。ミキサーにかけて濃厚なスムージーの材料にするのもおすすめです。

  • 冷蔵庫でよく冷やしてから果肉をカットしそのまま味わいます。
  • 柔らかい芯をスライスしてサラダやハムに合わせます。
  • 芯と果肉をミキサーにかけて自家製スムージーを作ります。

パイナップルは収穫後に時間を置いても甘みが増さない、いわゆる追熟しない果物です。手元に届いた瞬間が最も食べ頃のタイミングであるため、置いたままにせず新鮮なうちに食べるのが一番のポイントです。カットした果肉は冷蔵で2~3日程度で食べきりましょう。冷凍保存も可能です。

~パインアップルは追熟しません。 美味しいパインは手に持った際のずっしりとした重みを感じます。 葉先は枯れてなく、胴の色は黄色味を帯びているものを選びます。 また、葉っぱが付いている反対側の切り口部分を軽く押して 柔らかくなりすぎていないかもチェックします。~

くゎっち~おきなわ

ホワイトココの収穫シーズン

ホワイトココの収穫シーズンは5月~9月という限られた短い期間となっています。収穫期を迎えると順次出荷が行われますが、生産量が少ないため時期を逃すと入手が非常に困難になります。手に入れたい場合は、収穫時期に応じて受付が始まるオンラインショップの予約注文を行う必要があります。また、生産地域の道の駅などで直接販売していることもあります。

販売期間が終了した後は、翌シーズンの予約受付が開始されるまで待つ必要があります。販売開始のタイミングは天候や生育状況によって前後するため、通販サイトやSNSをチェックしておくのが賢明です。事前の情報収集をしっかり行い、販売がスタートしたらすぐに注文を入れる準備をしておくことが確実に味わうためのコツです。

白いパイン、緑色のパイン

果肉が白いパインは他にもあります。たとえば、沖縄県で親しまれている「ピーチパイン(ソフトタッチ)」は、果肉が白っぽいことで知られています。果実は600~800gくらいと一般的なパイナップルより小さめで、果汁も豊富です。

桃のような甘い香りと柔らかな食感が特徴で、ホワイトココの親品種としても活用された歴史を持ちます。果皮が赤みがかるピーチパインに対し、ホワイトココは果肉の白さとココナッツ風の香りが特徴です。

また、ホワイトココのもう一方の親品種である「ゆがふ」も果肉が白いパイナップルです。サマーゴールドに似て甘さが強いという特徴があります。芯まで柔らかめであることから、芯まで食べることも可能とされます。「ゆがふ」という名前は、沖縄方言で「豊作」を意味します。豊富な収穫量があることからこの名前が付けられました。

一方、果皮が緑色のまま熟す「ミルクパイン」などの品種も存在します。一般的なパイナップルは熟すと果皮が黄色く変化しますが、緑色のパインは一見すると未熟に見えるものの、内部には芳醇で濃厚な甘みが凝縮されています。見た目の色合いに惑わされず、品種ごとの熟し具合のサインを見極めることが美味しい果実を選ぶポイントです。

パイナップルはそれぞれの品種ごとに最適な食べ頃や食べ方が異なります。加熱することで甘味が増して感じられることもあり、さまざまな調理法で食べることができます。個性豊かな沖縄パインを味わい分けることで、南国の恵みを余すことなく堪能できます。

パイナップル料理でよく言われる「お肉を柔らかくする」とは

生のパイナップルにはブロメラインと呼ばれるタンパク質分解酵素が含まれています。この酵素は肉の繊維やタンパク質を効率よく分解するため、調理前のお肉を柔らかくしたり食後の消化を助けたりする効果が期待できます。パイナップルを食べた時に舌がピリピリとした刺激を感じるのも、この強力な酵素の働きによるものです。

生のパイナップルを細かく刻んでお肉の下ごしらえに使用すると、固いお肉でも驚くほどジューシーで柔らかくなるとされています。では、使い勝手の良いパイナップルの缶詰を常備しておけば、いつでも手軽に柔らかいお肉料理を作ることができるのでしょう。

実は、缶詰のパイナップルにはお肉を柔らかくする酵素の働きが期待できません。パイナップルに含まれる分解酵素は熱に弱く、加熱処理を施されるとその働きを失ってしまう性質を持っているからです。缶詰の製造過程で加熱殺菌が行われるため、酵素のパワーは失われています。

お肉を柔らかくする目的でパイナップルを活用する場合は、必ず加熱処理されていない生の実を使用することが重要なポイントです。生のパイナップルをすりおろしたり細かくカットしたりしてお肉と一緒に漬け込むことで、酵素がしっかりと作用し、料理の仕上がりを格段に向上させることができます。

筆者の感想

果物の「甘さ」と一口に言っても、こんなにも表情が豊かなんだなと、今回の記事を通して改めて実感させられました。ココナッツのような甘い香りを持つ白いパイナップルなんて、想像するだけでもどこか特別な気持ちになりますし、日々の生活にちょっとした彩りを与えてくれるような気がします。

私自身、普段は品種を選んでパインを買う機会がありません。でも、季節の節目や少し立ち止まりたいタイミングで、こういった珍しい旬の恵みを生活に取り入れてみるのも贅沢な過ごし方なのかもしれません。冷やしたパインをたっぷりと味わう時間は、忙しない日常の中でちょっとした気分転換になりそうです。

誰かに贈るギフトを選ぶときも、相手の驚く顔や喜ぶ姿を思い浮かべながら探す時間が一番楽しかったりしますよね。珍しい特徴的な香りを持つ果物は、手渡した瞬間の会話も弾みそうです。

残念ながら、既にパイナップルのシーズンは終わっている頃です。次に南国の爽やかな季節が訪れる頃には、自分へのちょっとしたご褒美や大切な人への便りとして、こうした特別な味覚を思い出してみたいと思います。みなさんも日々の暮らしの中で、ふと心を惹かれるような季節の出会いを探してみてはいかがでしょうか。

まとめ

沖縄生まれのホワイトココは、白い果肉とココナッツを思わせる芳醇な香りが魅力的な今注目のパイナップル品種です。芯まで食べられる柔らかい食感と圧倒的な甘さを兼ね備えており、初夏の限られた時期にのみ出回る希少価値の高い果実です。購入時は事前予約を活用することで、とびきり新鮮で極上の南国体験を思う存分堪能できるでしょう。

あとがき

希少な南国フルーツの知識を深めることは、日々の食生活に新しい発見とささやかな贅沢をもたらしてくれます。収穫時期や販売ルートを事前に把握しておくことで、大切な人への贈り物をスムーズに準備できるようになります。まずは来シーズンの予約開始日に向けてカレンダーにリマインダーを設定し、極上の味覚を手に入れる準備を始めてみてはいかがでしょうか。

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