座間味の無人島3島を比較|渡し船の乗り方と持ち物ガイド

観光客・沖縄ファン
画像はイメージです

慶良間(けらま)諸島は、ケラマブルーと言われている世界屈指の透明度を誇る海です。座間味島(ざまみじま)を含む一帯は、2014年に国立公園に指定されました。座間味本島で遊ぶのも楽しいですが、たっぷり海を満喫したい方には、渡し船で行く無人島がおすすめです。夏の混雑が落ち着く10月は、そんな島々をゆったり楽しめる時期ともいわれています。この記事では、島ごとの違い、渡し船の乗り方、10月の注意点を紹介します。さて、あなたはどの島で泳いでみたいですか。

座間味から渡れる無人島3島の違い

座間味港から渡し船で行ける無人島は、安慶名敷島、安室島、嘉比島の3島です。どの島も船で10分前後と近いので、初めてでも気軽に渡れます。まずは違いを表で見比べてみましょう。

島名 所要時間 往復料金の目安(大人) 特徴 注意点
安慶名敷島
(あげなしくじま)
約5〜10分 約1,500〜1,800円 座間味島から一番近い人気の島、サンゴと魚が豊富 大潮の干潮前後は流れが速い、高台は草にトゲあり
安室島
(あむろじま)
約10〜20分 約2,500円 3島で最大、長いビーチで海水浴と島の探検 干潮時の陸続きは渡らない、海況で渡れない日あり
嘉比島
(がひじま)
約5〜10分 約1,500〜1,800円 島の約半分が白い砂、周りの透明度が高い 北側は沖へ流される強い流れが出ることあり

料金は事業者や区分(中学生未満など)で変わります。安室島は、潮が引いて遠回りになると500円ほど上がることもあります。表の金額はあくまで目安なので、予約するときに公式情報や各事業者へ直接確認してくださいね。

安慶名敷島|サンゴと魚を楽しむ

サンゴと魚をとことん楽しみたいなら、安慶名敷島です。座間味島から一番近く、西側にはチョウチョウウオやスズメダイの群れが見られます。沖にはサンゴの森と呼ばれるスポットもあります。高台はトゲのある草がびっしりなので、マリンシューズは必ず履いてください。

安室島|広いビーチでのんびり

のんびり派には、3島で一番大きい安室島がぴったりです。長いビーチが続いていて、海水浴はもちろん、島の探検も楽しめます。大潮の干潮どきは座間味島と陸続きになりますが、潮が戻ると帰れなくなるおそれがあるので、歩いて渡らないでくださいね。

嘉比島|透明度と景色で選ぶ

透明度と景色で選ぶなら、嘉比島です。島の約半分が真っ白な砂に覆われていて、周りの海は透明度が高く、魚も多いといわれています。ただ、北側は沖へ流される強い潮が出ることがあるので、気をつけてください。

渡し船の乗り場・料金・予約

座間味島から無人島へは、港から出ている小型の渡し船で渡ります。座間味港に着いたら、乗り場は港を出て徒歩20mほど左手に進めば見つかります。料金や予約のしかたとあわせて、乗る前に押さえておきたい4つのことを紹介します。

  • 運航時間は8:30〜17:00で、決まった時刻表はありません。
  • 潮と波を見て、船長が行き先やルートを決めます。
  • 申し込みは事業者や時期によって異なるため、1名で利用する場合は事前に確認しておくと安心です。
  • 支払いは現金のみです。

船を出している事業者は、座間味ツアーオペレーションやアイランドパワーなどです。安清丸(あんせいまる)などの渡し船は、天候や海況、時期によって営業状況や運航時間が変わるため、事前に電話等で直接確認することをおすすめします。

那覇から座間味へ|船の種類と予約

那覇からは、泊港(とまりこう)の2つの乗り場から船が出ています。高速船クイーンざまみは北岸、フェリーざまみ3は南岸(とまりん前)です。所要時間は、高速船が約1時間、フェリーが約1時間半から2時間ほどです。とまりん内のチケット売り場から高速船乗り場までは、歩いて10分ほどです。

座間味村へ入るときは、船賃とは別に美ら島税が1人1回100円かかります。中学生以下と、障害者手帳をもつ本人は免除です。那覇からの船の予約は、電話なら1か月前から前日まで、WEBなら55日前から前日まで受け付けています。チケットの受け取りについては、座間味村公式サイトに次のように書かれています。

~チケットは当日発券です。ご予約の当日に券買所にお越しください。~

座間味村

電話予約の場合、支払いも当日の窓口です。当日になってからの予約はできないので、早めの電話が肝心です。夏休みや連休は満席になることもあるため、日程が決まったら、すぐに押さえておくと安心です。

10月の座間味でも無人島は楽しめる?

「10月に行って、ちゃんと泳げるの?」と気になりますよね。10月は、夏のハイシーズンを過ぎて観光客も料金も落ち着くため、ゆったり過ごしたい人には狙い目の時期といわれています。

気温と水温の目安

気になる水温は、約27度前後が目安です。那覇の10月の平均気温は25度ほどで、日中は半袖で過ごせます。ただ、水から上がると風が冷たく感じる日もあるので、長袖のラッシュガードと薄手の羽織りがあると、体が冷えにくくなります。

台風と風と波

台風は夏より減りますが、10月上旬はまだ影響が出ることもあります。気象庁の平年値では、日本に近づく台風は、9月の約半分です。出発前に、台風情報をチェックしてください。

気をつけたいのは、風と波です。10月は北風が吹き始めるころで、島の北側へ行けない日が増えるといわれています。強風や高波の日は船が欠航になり、判断は当日の朝8時ごろです。無人島の渡し船も、船長さんの判断で行き先が変わります。予備の島と予備日を考えておきましょう。

船のダイヤと運休

10月は、船のダイヤにも注意が必要です。座間味村公式の10月ダイヤでは、フェリーざまみが16日と19日に運休します。高速船クイーンざまみは、20日から12月3日までドック入りのため運休します。20日以降はフェリーだけになるので、出発前に公式の運航ダイヤで日付を確認してください。

無人島の持ち物と安全面|潮・日焼け・現金

無人島には、売店もトイレもシャワーも更衣室もありません。日陰もゼロです。必要なものは、出発前にぜんぶそろえておきましょう。島の店に水着はほとんど売っていないので、自分の水着を必ず持ってきてください。

飲み物・日よけ・ゴミの準備

座間味村には、コンビニがありません。飲み物と食べ物は、事前に自分で買っておきます。「青のゆくる館」の裏手にある商店は、朝早くから開いているそうです。真水を入れたペットボトルが1本あると、手足の砂や塩を流せて助かります。

日陰がないので、パラソルかポップアップテントを用意します。パラソルは、渡し船の事業者で借りられます。ゴミ箱もないので、ゴミ袋を持参して、出たゴミは自分で持ち帰ってください。

日焼けと潮の安全対策

沖縄の紫外線は強く、足の甲を少し出しただけでも赤く腫れることがあります。長袖のラッシュガードとマリンシューズを身につければ、日焼けに加えて、クラゲやサンゴによるケガも防げます。ビーチサンダルは向いていません。

無人島にはライフセーバーがいません。海に入るときはライフジャケットを着てください。安慶名敷島では、大潮の干潮前後1〜2時間に流れが速くなり、浅瀬でも流されることがあります。その時間は、海に入らないでください。

嘉比島では、北側に近づかず、南側の浅瀬にとどまりましょう。泳ぐ場所や上がる時間について船長から指示があれば、必ず従ってください。その日の風や潮を一番よく知っているのは、船長です。

現金とお店の事情

村内の多くのお店は、現金だけの対応です。ATMは座間味島と阿嘉島にありますが、夜間や祝日は使えないことがあります。千円札と小銭を多めに用意してから渡ってください。1泊するなら、夕食付きプランの宿を選ぶか、お店を事前に予約しておくと、夕食に困りません。

座間味から安慶名敷島へ無人島ツアー

私はいつも慶良間へ行くときは、那覇からボートをチャーターしています。今回は無人島でまったりしたい友だちと、安く行けることもあり、無人島ツアーを企画しました。最初は2つの島を回る計画でした。

ところが、あいにく海況が悪く、行けたのは1つの島だけでした。船長さんの判断で料金を安くしてもらい、その分たっぷりまったり過ごせました。沖が航路のため、船長さんから「ブイから向こうには行かないでね」と言われました。

上陸してすぐ海をのぞくと、座間味本島とは別次元の透明度でした。島に沿って泳ぐと、色とりどりの魚たちがいました。特にサンゴの森では、一面に大きな枝サンゴが広がり、まるで海の中の「森」のようでした。

ビーチも人が少なく、持ってきたランチを友だちと食べて、まったり過ごしました。とても天気がよく、白い砂と空の青さに見とれていました。いちばんのお気に入りはやっぱりサンゴの森で、何度もみんなで行っては、動画を撮り合って楽しかったです。

船長さんは定刻どおりに迎えに来てくれて、パーフェクトな1日でした。帰りは、お土産屋さんをのぞいたり、海外の観光客の方と話したりしました。沖縄の海は本当にきれいだと感動してくれて、嬉しかったです。次回は今回行けなかった他の無人島に行くつもりです。

まとめ

座間味の無人島は、サンゴの安慶名敷島、長いビーチの安室島、白い砂の嘉比島と、それぞれ表情が違います。10月も海遊びはできますが、風や波、船の運休には気をつけたい時期です。日程に余裕をもたせて、予備の島も考えておけば、世界屈指といわれる海を、安心して楽しめます。

あとがき

座間味の楽しみ方はひとそれぞれだと思います。今回選んだのは、無人島の美しさを楽しみ、自由に泳ぎ、本島の有名なビーチ以外でもケラマブルーを堪能したかったからです。あなたはどの島で泳いでみたいですか。一味違う座間味の楽しみ方をぜひみなさんも楽しんでください。

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