沖縄旅行で雨の日の立ち寄り先や移動途中に楽しめる場所を探しているなら、うるま市のCAVE OKINAWAは注目したいスポットです。数万年かけて生まれた鍾乳洞の景観に加え、光と映像の演出、命を守った歴史、カフェやお土産まで楽しめるため、短時間でも満足しやすい施設として魅力があります。この記事では、見どころや料金、アクセス、注意点まで分かりやすく紹介します。
CAVE OKINAWAとはどんな場所か
CAVE OKINAWAは、沖縄県うるま市石川嘉手苅(かでかる)にある鍾乳洞を活かした観光施設で、全長は約250メートルです。通路が整備されているため、スニーカーで見学しやすい施設です。
洞内の気温は年間を通して20〜23℃ほどで安定しており、夏は涼しく、冬は外気よりも暖かく感じやすい環境です。季節を問わず立ち寄りやすい点も、この施設の魅力です。
数万年かけて育まれた鍾乳石の世界
洞窟内では、赤土の影響で赤みを帯びた鍾乳石と、白く見える鍾乳石が見られます。特に、向かい合う紅白の鍾乳石は施設のシンボルとして紹介されており、縁起の良い見どころとして知られています。
黄金岩は、リムストーンに囲まれた水たまりとして紹介されているスポットです。また、カルサイトがきらめく「キラキラ岩」は方解石とも呼ばれ、石言葉は「希望と成功」とされています。自然が生み出した造形に照明演出が加わることで、洞窟の中では歩くたびに印象が変わります。
洞内にはキクガシラコウモリやクロイワトカゲモドキ、テナガエビ、モクズガニなど、暗い環境に適応した生き物も生息しています。周囲に配慮しながら探してみるのも、この洞窟ならではの楽しみ方です。
「ぬちしぬじガマ」として語り継がれる歴史
この洞窟は沖縄の方言で「ぬちしぬじガマ(命をしのいだ洞窟)」と呼ばれ、二度にわたって命が守られた場所として語り継がれています。
琉球王国時代には、内乱によって命を落としかけた伊波按司がこの洞窟に身を隠し、地元の女性に救われたという伝説があります。その後、伊波城を築いたと伝えられており、この地の歴史を語るうえで欠かせない存在です。
沖縄戦では、当時の区長・山城政賢氏の決断をきっかけに、避難していた約300名の住民が戦闘による犠牲を出さずに生き延びたと公式サイトで紹介されています。さらに、避難中に二人の赤ちゃんがこの洞窟で誕生したと伝えられており、平和と生存を象徴する場所として今も語り継がれています。
~集落の区長であった 山城政賢氏 が、自ら覚悟を決めて投降を決断。 その行動をきっかけに住民全員が捕虜となり、戦闘による犠牲者を一人も出すことなく命を守ることができたのです。~
洞窟内の見どころとゾーン別の演出
CAVE OKINAWAの洞窟は、ゾーンごとに照明や映像演出が異なり、歩くたびに雰囲気が変わります。特に印象に残りやすいスポットをまとめました。
ゾーンごとに変わる光の世界
洞窟内では、入口付近のせせらぎや照明演出に始まり、ゾーンごとに表情が変わります。特に青の世界では、岩肌や水面がブルーに染まり、静寂の中で幻想的な輝きを楽しめます。終盤の「カラフルな世界」では、色とりどりのライトアップが鍾乳石や水面を彩り、華やかな雰囲気へと変わります。
写真を撮りたいときは、公式パンフレットで案内されているフォトマークを目印にすると分かりやすいです。おすすめスポットが示されているため、旅の記念写真を残しやすくなっています。
2025年8月末新設「神秘体験ゾーン」
神秘体験ZONEは、2025年7月22日に公開が案内され、その後8月29日に新エリアオープンとして告知されました。映像・音楽・プロジェクションが融合した没入型の演出が特徴で、岩肌や天井まで広がる映像が幻想的な空間をつくり出します。
公式案内では、「大自然の息吹と人々の生命が交差する神秘空間」と紹介されています。プロジェクションマッピングでは、大自然の営みや遥かな時の流れ、生命の輝きが表現されており、現実と幻想の境界が溶けていくような感覚を味わえます。
2026年2月17日には「地球が生んだ美しい宝物」エリアも公開されました。世界中から集めた鉱物の鮮やかな色彩や輝く結晶を楽しめる展示で、鍾乳石とはまた違う地球の造形美に触れられます。
SNSで話題のフォトスポット「ハートロック」
見学ルートの後半で出会えるハートロックは、長い年月をかけて風や雨、そして森の息吹が少しずつ形作ったと紹介されている自然の岩です。見る角度によってハートのように見えることから、人気のフォトスポットになっています。
公式サイトでも写真映えする見どころとして案内されており、旅の記念写真にも向いています。角度を少しずつ変えながら撮ると、印象に残る一枚を狙いやすいです。
料金・営業時間・アクセス情報
訪問前に確認しておきたい基本情報をまとめました。料金や営業時間はもちろん、駐車場やチケット購入時の注意点も整理しています。年中無休で営業していますが、台風や災害級の大雨の際は営業を中断する場合があります。
入場料金と営業スケジュール
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 大人 | 高校生以上 1,200円 |
| 子ども | 3歳〜中学生 600円 |
| 幼児 | 2歳以下 無料 |
| 通常営業時間 | 9:00〜17:30(最終受付 17:00) |
| 特別営業 | 春夏シーズン・GW等 9:00〜18:30(最終受付 18:00) |
| 定休日 | 年中無休 |
| 支払い方法 | 現金・クレジットカード・QR決済 |
チケットは現地でも購入できますが、公式サイトでは事前割引チケットも案内されています。公式サイトの案内では、お申込後のお客様都合によるキャンセル・払い戻しはできません。悪天候などで施設側が営業を中止した場合は、チケット代金のみ払い戻しの対象となります。
アクセスと駐車場について
CAVE OKINAWAへはレンタカーでのアクセスが便利です。公式サイトでは、那覇と名護のどちらからでも1時間圏内と案内されています。車での目安は那覇ICから約35分、許田ICから約25分で、石川インターからもアクセスできます。
駐車場は施設案内ページで、P1が最大50台、P2が最大20台、観光バスが最大5台と案内されています。公共交通機関ではバスでもアクセスでき、嘉手苅停留所から徒歩5分です。
フォレストカフェとお土産ショップ
洞窟の出口には、ガジュマルに囲まれたフォレストカフェがあります。鍾乳洞見学のあとに休憩できる場所として案内されており、カフェだけの利用も可能です。
沖縄素材を活かしたメニューが充実
カフェでは、マンゴージュース、シークヮーサージュース、パインジュースのほか、産地直送の浦崎牧場のソフトクリーム、アフォガード、オリジナルパフェ、チュロスなどを提供しています。軽食には雪塩を使ったフライドポテトや、シークヮーサーソース付きのチキンナゲットもあります。
併設の土産コーナーでは、鍾乳石を加工したお守りやストラップのほか、沖縄の特産品も販売されています。CAVE OKINAWAのオリジナル商品も扱っており、見学後に立ち寄りやすい売り場です。
訪問前に確認しておきたい注意事項
CAVE OKINAWAは比較的立ち寄りやすい施設ですが、利用前に確認しておきたい条件があります。安全に楽しむために、事前に把握しておくと安心です。
服装・持ち物と入場制限
洞窟内には足元が悪い箇所や階段があるため、なるべくスニーカーなど動きやすい靴で訪れるのが適しています。洞内の気温は年間を通して20〜23℃ほどで安定しています。
以下の方は利用をご遠慮ください。
- 飲酒中または二日酔いの方
- 妊娠中の方
- 心臓・循環器系・呼吸器系に疾患のある方、または利用により悪化のおそれがある症状をお持ちの方
また、自然洞窟のためバリアフリー化はされておらず、ベビーカーや車椅子での見学はできません。小さなお子さんと来場する場合は、その点を踏まえて準備しておくと安心です。
雨の日・悪天候時の観光先としての強み
CAVE OKINAWAは、雨天でも楽しめる施設として案内されています。一方で、台風や災害級の大雨の際は営業を中断する場合があるため、天候が不安定な日は事前確認が必要です。
見学の所要時間は30分ほどで、公式サイトでは石川インターから車で5分と案内されています。移動の合間にも組み込みやすい一方で、天候不良時は最新情報を確認してから向かうと安心です。
まとめ
CAVE OKINAWAは、数万年かけて生まれた鍾乳石の景観と、命を守った歴史、光と映像による演出を一度に体感できるうるま市の観光スポットです。雨の日でも立ち寄りやすく、アクセスや料金も分かりやすいため、沖縄旅行の移動途中や天候が不安な日の立ち寄り先としても使いやすいです。
見学後はカフェやお土産も楽しめるので、短時間でも満足感を得やすい場所といえます。どれかひとつでも気になったなら、ぜひ旅程に組み込んでみてください。雨の日に予定が空いたときに、ふと思い出してもらえたら嬉しいです。訪問前はCAVE OKINAWA公式サイトで最新の営業時間を確認しておくと安心です。
あとがき
私がCAVE OKINAWAに行った時、ここで起こった歴史の重みを感じながらも、ほど良い照明で鍾乳洞の神秘さを楽しみました。特に、ライトアップされた鍾乳石の輝きに見とれて、しばらく動けませんでした。
見学のあとは、フォレストカフェでアフォガードをいただきました。産地直送のアイスと、エスプレッソの組み合わせが絶妙でとても美味しかったです。小さなお子さん連れでも楽しめる場所なので、沖縄にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。

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