近くにある博物館がどのような施設なのか気になったことはありませんか。宜野湾市立博物館は、地域の歴史や文化、自然について学べる入館無料の施設です。展示を通して宜野湾の成り立ちや人々の暮らしを知ることができ、大人から子どもまで楽しめるでしょう。本記事では、宜野湾市立博物館の見どころや展示内容をご紹介します。
宜野湾市立博物館とは
沖縄県宜野湾市にある宜野湾市立博物館は、1999年6月1日に開館した博物館です。この博物館は、市内の考古や歴史、民俗や自然といった幅広い分野の資料を展示しています。イメージキャラクターには可愛い「天女ちゃん」が選ばれており、地域の人々から親しまれている施設です。
館内では、旧石器時代から現代に至るまでの人々の暮らしの変化を分かりやすく解説しています。専門的な知識がない方でも親しみやすい工夫が凝らされているため、どなたでも気軽に訪れることができます。まずは、訪れる前に知っておきたい基本的な施設情報を分かりやすい表でご紹介します。
| 施設名 | 宜野湾市立博物館 |
|---|---|
| 住所 | 沖縄県宜野湾市真志喜1-25-1 |
| 入館料 | 無料 |
| 開館時間 | 午前9時~午後17時(最終入館は午後16時30分) |
| 休館日 | 火曜日、祝日(文化の日は除く) |
~1999年6月1日に開館。
宜野湾市の考古・歴史・民俗資料の展示を行い、宜野湾市の歴史や昔の生活の様子などを学べる展示を行っています。 また、企画展示や体験教室、子供博物館教室など、様々な活動をしており、子供からお年寄りまで、沢山の人が楽しむことが出来る施設となっています。
開館時間:9時から17時(最終入館16時30分)
休館日:火曜日、祝日(文化の日は除く)
入館料:無料
~
宜野湾市立博物館のイメージキャラクター「天女ちゃん」
天女ちゃんは博物館の開館に合わせて誕生したキャラクターで、博物館の隣にある森川公園の「森の川」に伝わる羽衣伝説をもとに作られました。デザインは一般公募によって選ばれ、伝説に登場する天女がモデルとなっています。現在も博物館のイメージキャラクターとして親しまれており、館内や広報物などで見ることができます。
なお、羽衣伝説に登場する天女は、後に中山王となった察度(さっと)の母とされています。察度(さっと)は中国との貿易を行った人物として知られており、宜野湾市に伝わる歴史や伝説とのつながりを感じられる存在です。
実際に宜野湾市立博物館に行ってみた感想と魅力
私は県内の博物館を巡ってみたいと思っているのですが、なかなか機会がありませんでした。今回は博物館の近くに用事があったため、以前から気になっていた宜野湾市立博物館に足を運んでみました。
館内に入ってすぐ左側には、宜野湾市の歴史や文化に関する展示がありました。詳しい展示内容については後ほど紹介しますが、地域の歩みや暮らしを知ることができる内容となっています。
受付を済ませて館内を見て回ると、受付前のボードにはさまざまな鳥類の写真や生態に関する解説が展示されていました。私は鳥に詳しいわけではありませんが、写真付きで分かりやすく紹介されており、野鳥観察が好きな方なら興味深く楽しめる内容だと感じました。
また、受付近くの部屋で個人の方が描いた絵画が展示されていたため、せっかくなので覗いてみました。沖縄の家や風景を描いた作品が並んでおり、一つひとつ見ながら楽しめました。部屋には作者本人もいましたが、ちょうど他の来館者と話をしていたため、私は作品を見た後にその場を後にしました。
次に2階へ上がってみます。2階には広めの部屋がありましたが、私が訪れた際には特に展示などはありませんでした。行事やイベントの際に利用したり、個人への貸し出しなどに使われたりする部屋だと思われます。
この時は特に見るものがなかったため、1階へ戻ることにしました。階段を下りる時に気付いたのですが、階段の反対側には丸い天女のステンドグラスが設置されていました。1階からだと見落としやすい場所ですが、2階から下りる際には自然と目に入ります。
もしかすると、階段を下りる時に見えるよう計算して配置されているのかもしれません。ステンドグラスが好きな方なら、一度2階へ上がって見てみることをおすすめします。私も思いがけず見つけることができました。
1階へ戻った後は、いよいよ宜野湾市の歴史や文化に関する展示を見て回ります。館内には考古資料や歴史資料、民俗資料などが展示されており、宜野湾市の歩みや昔の暮らしについて知ることができます。
展示は旧石器時代から現代までの内容が紹介されていました。個人的に印象に残ったのは、普天満参詣行列図、茅葺き屋根の民家、戦争中の衣装や持ち物、イノシシの頭骨やリュウキュウジカの骨です。
イノシシの頭骨やリュウキュウジカの骨からは、現在とは異なる沖縄の自然環境を知ることができます。普段の生活では目にする機会がない動物の骨を間近で見ることができ、昔の沖縄にはこうした動物が生息していたことが分かります。また、当時の人々がどのような自然環境の中で暮らしていたのかを知る手掛かりにもなります。
普天満参詣行列図には、普天満宮へ参拝する人々の様子が描かれています。さらに行列を再現した模型も展示されており、当時のにぎわいや信仰の広がりを感じることができました。
茅葺き屋根の民家を再現した大きな模型も展示されています。写真やイラストではなく立体的に再現されているため、昔の沖縄の住まいがどのような造りだったのかをイメージしやすくなっています。
民家の中には当時の仏壇や生活道具なども再現されており、昔の人々の暮らしの様子をより具体的に知ることができます。現在の住宅とは大きく異なる造りとなっており、当時の人々がどのような環境で暮らしていたのかを感じられる展示となっていました。
戦争中の衣装や持ち物の展示の中では、特に千人針や軍隊手帳、奉公袋、誉(たばこ)、招集令状の複製などが気になりました。私は知らなかったのですが調べると、千人針は出征する兵士の無事を祈って、多くの女性が一針ずつ縫い付けた布で、当時の戦時下の風習を感じさせるものでした。
奉公袋は兵士が身の回り品を入れて携帯するための袋で、軍隊生活の実用的な道具として使われていたことが分かります。誉(たばこ)は当時の代表的な軍用たばこで、戦地での嗜好品として支給されていました。普段の生活ではなかなか目にする機会がない資料ばかりで、教科書や写真で見るのとはまた違った印象を受けます。
最後に土器パズルで遊んでみました。土器の欠けた部分に、磁石になっている欠片を当てはめて完成させるパズルです。簡単にできるだろうと思っていましたが、意外と難しく、思った以上に時間がかかったため途中で断念しました。
今回、宜野湾市立博物館を訪れてみると、宜野湾市の歴史や文化について多くの発見があり、とても楽しめました。身近な博物館や気になっている建物は、「いつでも行ける」と思っているうちに、後回しになってしまうこともあるでしょう。
私も以前から気になっていた宜野湾市立博物館を訪れたことで、新しい発見があり、地域についてより深く知ることができました。気になっている場所がある方は、この機会に足を運んでみるのもおすすめです。
博物館へのアクセス
宜野湾市立博物館は宜野湾市真志喜にある森川公園の隣に位置しています。駐車場も用意されているため、車での来館も可能です。公共交通機関を利用する場合は、真志喜バス停から徒歩約5分、中大謝名バス停から徒歩約10分でアクセスできます。また、那覇空港や那覇バスターミナルからも路線バスを利用して訪れることができます。
- 真志喜バス停から徒歩約5分
- 中大謝名バス停から徒歩約10分
- 那覇空港や那覇バスターミナルから路線バスでアクセス可能
まとめ
宜野湾市立博物館は宜野湾市の歴史や文化、自然について学べる入館無料の施設です。地域の歩みや昔の暮らしを知ることができ、宜野湾市への理解を深めるきっかけにもなるでしょう。宜野湾市の歴史に興味がある方や、地域についてもっと知りたい方におすすめの施設です。入館料も無料のため、気軽に見学しやすいのも魅力です。
あとがき
今回初めて宜野湾市立博物館を訪れますが、想像していた以上に見どころが多く、気付けばじっくり館内を見学しています。特に昔の暮らしを再現した展示や戦争に関する資料は印象に残り、宜野湾市や沖縄の歴史について改めて考えるきっかけになるでしょう。
私は県内の博物館をもっと巡ってみたいと思っているため、今後も機会を見つけてさまざまな施設を訪れてみたいと考えています。

コメント