沖縄名物スーパーユニオンの歴史と台風でも開いている秘密

沖縄県民なら誰もが知っている有名なローカルスーパー「フレッシュプラザ ユニオン」。24時間営業や「台風でも閉めない」という驚きの特徴を持ち、地域に深く愛され続けています。しかし、そのユニオンがどのように誕生し、どのような歴史を歩んできたのかは意外と知られていません。本記事では、創業から現在に至る歴史や独自のこだわり、演出し続ける魅力について詳しくご紹介します。

沖縄で愛されるユニオンとは?

沖縄県民の生活に深く根ざしているローカルスーパー「フレッシュプラザ ユニオン」をご存じでしょうか。「今あいてます!」というお馴染みのキャッチフレーズとともに、24時間年中無休で営業を続ける独自のスタイルが特徴です。県内各地に展開しており、地元の人々にとっては欠かせない存在となっています。

ユニオンは、新鮮な食材をリーズナブルな価格で提供するだけでなく、ユニークなテレビCMやオリジナルグッズの販売などでも広く知られています。常に顧客の目線に立った温かみのあるサービスを提供し続けており、沖縄の文化やライフスタイルの一部として多くの人々に親しまれています。

ここで、ユニオンの特徴をいくつか箇条書きでご紹介します。

  • 24時間年中無休でお客さんの利便性を第一に考えた営業体制を維持しています。
  • 地域密着型の店舗展開で新鮮な食材や地元ならではの商品を豊富に揃えています。
  • ユニークなテレビCMや親しみやすいキャラクターで県民に愛されています。

このように、ユニオンは単なる買い物をする場所を超えて、沖縄の地域社会を明るく支えるコミュニティのような存在として、長年にわたり圧倒的な支持を集め続けているのです。これほどまでに県民に愛される理由は、その歩んできた独自の歴史にあります。

~「今、あいてます!」
「ユニオンですから!!」

このキャッチフレーズを知らないうちなーんちゅはいないというくらい、スーパーであり
ながらも24時間営業を推してきたユニオンさん。
TVCMもさることながら、もはや「今、あいてます」「ユニオンですから」を様々な切り口
でPRネタ化して、ブランディングする一貫性には脱帽いたします。

グランドキャビンホテル那覇小禄(公式サイト)

1949年の野嵩売店から始まった歴史

現在の有名スーパーへと成長したユニオンのルーツは、終戦直後にまで遡ります。1949年に創業された「野嵩売店」がすべてのはじまりでした。当時は宜野湾市の小さな売店としてスタートし、地域住民の生活に必要な物資をコツコツと提供しながら、地元の人々との信頼関係を築き上げていきました。

小さな売店から始まった歩みは、時代の変化とともに大きな転換期を迎えることになります。地域に根ざした営業を続けながら着実に規模を拡大していき、1983年には野嵩商会が設立されました。これにより、企業としての基盤がしっかりと整い、本格的な多店舗展開への準備が進められました。

ユニオンの歴史における初期の重要な歩みについて、以下の通りにまとめられます。

  • 1949年に前身となる野嵩売店が開業し地域住民の生活を支え始めました。
  • 地元の人々との密接な信頼関係を築きながら着実に営業規模を拡大します。
  • 1983年に有限会社野嵩商会を設立し企業としての強固な基盤を確立しました。

戦後の激動の時代から、地域とともに一歩一歩前進してきたこの歴史こそが、現在のユニオンが持つ温かい地域密着型の社風や、顧客第一主義のサービス精神の根幹を形作っていると言えるでしょう。この設立を機に、近代的なスーパーとしての快進撃が始まります。

1号店のオープンと24時間営業への挑戦

有限会社野嵩商会を設立した翌年、いよいよ現代に続くスーパーの形が誕生します。1984年に「フレッシュプラザ ユニオン」の1号店が、宜野湾市の普天間にオープンしました。この出店を皮切りに、ユニオンは沖縄県内の流通業界において、独自の存在感を急速に高めていくことになります。

さらにユニオンの名前を広く知らしめるきっかけとなったのが、営業時間の拡大です。1990年に宜野湾市志真志の長田店において、当時としては画期的だった24時間営業を初めて開始しました。いつでも開いている安心感を顧客に提供したいという強い情熱が、この挑戦を後押ししたのです。

ここで、ユニオンの主要な歴史的イベントを表形式で分かりやすく整理してご紹介します。

出来事
1949年 野嵩売店を開業
1983年 有限会社野嵩商会を設立
1984年 ユニオン1号店(普天間店)をオープン
1990年 長田店にて24時間営業を開始

出店と営業時間の変更に関するポイントは以下の通りです。

  • 1984年に記念すべき第1号店となる普天間店を宜野湾市内に開業しました。
  • 1990年に長田店でユニオン初となる24時間営業の体制をスタートしました。
  • 他店に先駆けていつでも買い物ができる利便性と安心感を追求し続けています。

私は「ユニオン」の1号店である普天間店に、母親の荷物持ちとして一緒に買い物へ行ったことをよく覚えています。当時、安さに惹かれてたくさんの商品を買い込み、買い物袋のビニールが手のひらに食い込んで痛かったことを今でも思い出します。

当時はまだ近所に小さな個人経営の商店しかなく、どこも定価での販売が当たり前だったため、母親は「ユニオンは他より断然安くて本当に助かるね」と何度も嬉しそうに話していました。

また、今では当時の場所に店舗はありませんが、長田店が24時間営業を始めてくれたことは本当に助かりました。夜中にお腹が空いたときや無性にビールが飲みたくなったときなど、よく車を走らせて買い物へ行ったものです。ただ、当時の店内は通路がとても狭く、駐車場も店舗の裏側の少し離れた場所にあったことを今でも鮮明に覚えています。

台風でも閉めないユニオンの誇りと真実

沖縄のスーパーを語る上で欠かせないのが台風時の対応です。ユニオンは「台風でも閉めないスーパー」として有名です。激しい暴風雨の中でもギリギリまで営業を続けるため、県民の間ではユニオンが閉まったら本当に対策がヤバいと言われるほどのバロメーターになっています。

この驚異的な営業体制の背景には、災害時こそ地域住民の生活を守るために店を開けなければならないという、創業時からの熱い使命感があります。もちろん従業員や顧客の安全を最優先とし、各店舗の店長が天候状況を見て冷静に判断していますが、基本的には閉めないのが鉄則とされています。

実際の報道メディアでも、ユニオンの台風時の取り組みについて以下のように紹介されています。

「県民の皆様のご要望にお答えするということで、災害時こそスーパーは開けなきゃいけないという思いです」。基本的には各店舗の店長判断で、従業員とお客様の安全を最優先に考えながらも、「基本的には閉めない」のが鉄則だという。

OKITIVE(オキティブ)

台風時の営業体制に関する特徴を改めて箇条書きでまとめます。

  • 災害時でも地域住民の食生活を守るために極力営業を継続する強い使命感があります。
  • 店長が安全を最優先に考慮しつつ柔軟かつ迅速に現場の判断を行っています。
  • 県民の間でユニオンの営業状況が台風の警戒レベルの指標とされているでしょう。

このように、いかなる困難な状況であっても地域の灯りを消さないというユニオンの姿勢は、沖縄県民との間に他店には真似できない深い信頼関係と絆を生み出す要因となっています。そして、その魅力は現代においてさらにユニークな形へと進化を遂げています。

ユニオンの成長と未来へのユニークな取り組み

近年、ユニオンは従来のスーパーの枠を超えたユニークな取り組みを次々と展開しています。「今開いてないユニオン」を描いたTシャツやオリジナルトートバッグなどのグッズ販売がSNSで大ブームとなり、若者や観光客の間でも沖縄土産として高い人気を集めています。

また、新しいコンセプトを取り入れた新業態の店舗を出店するなど、時代の変化に合わせたイノベーションも忘れていません。伝統的な地域密着の良さを守りながらも、エンターテインメント性を融合させた新しいスーパーの形を常に模索し、挑戦を続けているのがユニオンの強みです。

前身の小さな売店から始まり、24時間営業や台風時の営業、生命線とも言える地域への貢献、形成された独自のアイデンティティを活かしたグッズ展開に至るまで、ユニオンは常に沖縄の人々を喜ばせるために進化を続けているのです。これからも目が離せない存在です。

私は先月、友人に誘われて今話題の新店舗「ユニオンスカラ コザボー店」へ行ってきました。元々はボウリング場があった場所で、61年間営業を続けていたものの、建物の老朽化によって閉館した跡地なのだそうです。

コザボー店に到着したのは日曜日の午前中でしたが、駐車場はすでに満車で、店内ももの凄く多くのお客さんで賑わっていました。商品のあまりの安さに驚いて、思わずマイバッグ3袋分も買い込んでしまいました。

まとめ

沖縄で絶大な人気を誇るスーパー「ユニオン」は、1949年の野嵩売店から始まり、24時間営業や台風時も営業を続ける独自のスタイルを確立してきました。地域密着の姿勢を守りつつ、ユニークなグッズ展開など未来へ向けた新しい挑戦も続けています。沖縄を訪れた際や日常の買い物で、その深い歴史と魅力をぜひ肌で感じてみてください。

あとがき

子どもの頃に母親の荷物持ちとして通った普天間店から、最新のコザボー店の賑わいに至るまで、ユニオンの歩みは常に私たちの生活のすぐそばにあったのだと改めて深く実感しました。特に「台風でも閉めない」という強い使命感の裏にある、創業当時から変わらない圧倒的な地域密着の精神と県民への愛には、ただただ頭が下がる思いと感謝の気持ちでいっぱいです。

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